クリニックレター
2020.09.28
クリニックレターvol.44「コロナ自粛中でのストレス解消法」
みなさん、こんにちは。新型コロナウイルスと向き合う上で、感染拡大防止のための自粛は必要でありますが、長く続くとストレスがたまったりしていませんか? 今回、どのようなストレスを感じることが多いかまとめてみました。
【新型コロナウイルス感染流行に伴うストレス反応】
- 自分も感染するのではないかという不安。
- 感染による死を身近に感じる。
- 感染症によって大切な人を失ってしまうのではないかと えてしまう。
- 仕事を失ったり、解雇されることへの恐怖を感じる。 特に、学校や養育施設が閉鎖されると家族の中で育児 の役割が大きい女性の就労の機会が奪われやすく不 安感が高まりやすい。
- 感染を疑われるのではないかと周囲に対して敏感になる。
- 対人接触の機会が減ることで、孤立感、倦怠感、抑うつ感 を感じる。
- 余裕がなくなり周囲への配慮が行き届かなくなる。
- 子どもや配偶者、パートナー、他の家族に対して怒りや 攻撃性が向けられやすくなる。
そこで下記のようなポイントを押さえて生活リズムを心がけて みましょう。
①『規則正しい生活』
- 朝起きる時間と寝る時間はある程度一定に!
- 寝る前のブルーライトや強い光は控える!
- 食事の時間、仕事の時間、活動の時間や生活ペースを保とう!
- 入浴後にストレッチ、朝のラジオ体操など活動の時を!
- お酒との付き合い方にも注意! (1日1~2合以内、休肝日を設ける、昼間から飲まない)
②直接会えなくても、『つながり』を持つ
- 電話やテレビ電話、WEB等を活用して声と声のつながりを!
- SNSや携帯電話のアプリケーション等で、リアルタイムなつながりを!
③『心地よく過ごす』工夫を取り入れる
- いつもは出来ないところを掃除する!
- 好きな映画やお笑い番組を見たり、音楽を聴く!
- 眠っていた運動器具を復活させる!
- 日記をつける!
- 料理やお菓子作りにチャレンジ!
上記の①~③については、すべて心の健康を保つために必要な生活上での工夫になります。
大きく変わる≒大変。
生活や働き方が大きく変わってしまうことは、文字通り大変なことではありますが、変化の良い面も悪い面も両方とも見えてくると、コロナストレスとの付き合い方も変わってくるのではないでしょうか。
テレワークが推進されたり、家族と触れ合う時間が増えることなど、必ずしも悪い面ばかりだけではないはずです。
肝心なのは「自分の気分」にも重きを置きながら、納得のいく範囲で自分なりのストレス解消法を実践していくことだと思います。
心配なことや不安なことがあれば早めに最寄りの医師にご相談ください。