クリニックレター
2025.01.06
クリニックレター:正月特別編「正月太り解消のための実践的アドバイス」
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
新しい一年が始まり、皆さまいかがお過ごしでしょうか?年末年始の特別なイベントを楽しまれた方も多いと思いますが、同時にお正月特有の生活リズムの乱れや食生活の変化が、体重増加や健康面の課題を引き起こすこともあります。
今回のクリニックレター特別編では、正月太りを解消し、健康的な生活に戻るための実践的なアドバイスをお届けします。
正月太りの起こる理由
お正月は、おせち料理やお餅など、特別な食事が続く時期です。おせち料理には、保存性を高めるために塩分や糖分が多く含まれるものが多く、一度にたくさん食べることで体重増加につながりやすくなります。また、お餅は糖質が非常に高く、つい食べ過ぎてしまうとエネルギーの過剰摂取につながります。
さらに、年末年始は活動量が減少する傾向があります。家でゆっくり過ごす時間が増えると運動不足になりやすく、摂取したカロリーを消費しきれないため、体重が増加する原因となります。
このように、特別な行事に伴う食事内容と生活リズムの変化が、正月太りを引き起こす主な要因です。
正月太り解消法と健康的な食生活のヒント
効果的な食事メニュー
正月太りを解消するためには、次のような食品を積極的に取り入れましょう。
- 食物繊維が豊富な野菜や海藻:便通を整え、満腹感を得られます。
- 高タンパク低脂肪の食品:鶏むね肉や魚、大豆製品がおすすめです。
- 発酵食品:ヨーグルトや納豆、キムチで腸内環境を整えましょう。
- 低糖質、低炭水化物:雑穀米や全粒粉パンを選び、過剰な糖質摂取を抑えます。
- 果物:果糖に注意ですが、ビタミンとミネラルを補給できる一方、食べ過ぎには注意しましょう。
これらの食品をバランスよく取り入れることで、無理なく健康的な食生活を実現できます。
効果的な運動方法
【スクワット】
- 足を肩幅に開き、つま先を45度外側に向ける。
- 手を組んで頭の後ろに置く。
- 肩甲骨を内側に寄せる。
- 椅子に座るようにゆっくりしゃがむ。
- ゆっくり立ち上がる。
10回1セットで、1日2セット行う。
【プランク】
- 両ひじと両ひざを床につける。
- 両ひざを伸ばし、ひじから下で体を支える。(両ひざをつけたままでもOK)
- 30秒から1分間キープする。
生活習慣のポイント
【食事のタイミング】
12時〜20時の間に食事を済ませる。
夜の食事は少なめにし、就寝3時間前までに終える。
【飲み物の選択】
ウーロン茶や緑茶を積極的に摂取。刺激が欲しかったら無糖炭酸水
ジュースや缶コーヒーなどはNGです。
【ながらトレーニング】
- テレビCM中にスクワットやプランクを実施
- 歯磨き中にかかとの上げ下げで脚の筋肉を鍛える
最後に
まず、ダイエットに近道はありません!! 身も蓋もありませんが、地道な食事制限と運動療法が基本となります。
これらの具体的なメニューと運動方法を組み合わせることで、無理なく継続的に正月太りを解消することができます。バランスの取れた食生活と適度な運動を心がけ、健康的な体づくりを目指しましょう。本年も皆さまの健康を全力でサポートしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。